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現在、なぎなたの多くの大会ではテーピングを巻く際にテーピング許可証が義務づけられています。トレーナーから見て、テーピングは非常に有効な道具の一つです。しかし、考え方の間違いや使い方の間違いがあると患部を悪化させるだけでなく、他の障害も引き起こしてしまいます。そこで今回はテーピング許可証の流れとテーピングについてワンポイントをお話します。

大会トレーナーとして現場に行くと、「今まで何度も捻挫を繰り返して、前の試合でも足を捻ってしまった。」と相談を受けることがあります。損傷部位をドクターとチェックし「テーピング許可証を出すので巻いてみよう。」と指示が出ます。ここで選手に把握してもらいたいことは《テーピングは万能ではない》ということです。確かにテーピングを巻いた足間接はぐらつきがなくなり、痛みや不安感を抑えることができます。しかし、大切なのはテーピングにも勝る自分の足関節周囲の筋肉をトレーニングすることです。捻挫してしまう方向とは逆方向に動かす考え方が重要になります。試合後、「トレーナーがテーピングをはずすので、またここに来てください。」とお願いします。終了時にはアイシングなどのセルフケアと今後の補強運動の指導などを行ないます。選手は一生自分の足と付き合っていくので、今後どのような足のケア・コンディショニングを進めていくかを真剣に考えていきたいものです。ここまでがテーピング許可証を発行してからの一連の流れです。
【テーピングの効果】
一, 関節の動きを制限する
二, 圧迫・固定による応急処置
三, 障害の再発を予防する
四, 筋肉や関節の動きを補助する
これらの効果があることから大会や練習ではテーピングを巻くべきか悩んでいるときは、あらかじめスポーツドクターやトレーナーと相談しておくことをお勧めします。また、大会当日や直前に巻くのではなく、事前に試し、うまく動けるかどうかテーピングが合うかどうかなど確認しておくとよいでしょう。何分くらい前から巻き始めるかなどもトレーナーと相談しておきましょう。テーピングの具体的な方法だけでなく、その方法の裏付けとなる考え方を知っておくことは選手として大切なことです。

第二回世界なぎなた選手権大会の日本代表選手団にも、トレーナーが団員として入っています。トレーナーとは何をする人なのか?トレーナーの目を通しての具体的なスポーツ医学のお話をさせていただきます。
今後私たちの課題として、大会や合宿を通して皆さんとコミュニケーションを取っていき、トレーナーの役割を実際の場面でわかっていただくことが大切なことと感じています。

(財)全日本なぎなた連盟トレーナー  佐藤 哲守


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